一般的に使われている「更年期障害」という呼び名は、実は俗称であり、正式な名称は、「更年期不定愁訴症候群」と言うそうです。この更年期障害による不定愁訴には、ほてりやのぼせなどの血管運動神経症状や、頭痛・めまい・イライラなどの精神神経症状、肩こり・関節痛などの運動器官系症状、しびれ・知覚過敏などの知覚系症状、腹痛・食欲不振などの消化器系症状、頻尿・排尿痛などの泌尿生殖器系症状など、様々な症状を挙げることができます。これらの症状が、更年期と呼ばれる、閉経の前後5年間の期間に起こると、更年期障害の不定愁訴である可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、更年期に当たる年齢であるため、不定愁訴の症状があるからといって、更年期障害であるとは断定できないので、自己判断はとても危険です。更年期障害の診断には、「更年期に該当する年齢である」といったことと共に、「様々な検査の結果、特定し得る病気が見当たらない」ということが必須条件であります。また、更年期障害と診断されていても、他の病気が潜んでいる場合も否定できないので、必ず専門の医師の診察を受け、応じた治療を受けるようにしましょう。
